「県大会で勝つ」起業


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第2回鹿角市新エネルギー講座が開催された。
会場は鹿角駅のすぐそば、文化の杜交流館コモッセ。
企画したのはエネかん(鹿角のエネルギーを考える会)。

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昨年開館したばかりの施設で、とってもきれい。天の川と七夕飾りがお出迎え。

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今回の講師は、鳥取大学非常勤講師も務める井筒耕平さん。村楽エナジー株式会社の代表取締役だ。名古屋大学環境学研究科を卒業後、東京からきたお金が素通りしてしまう地方の現状を変えようと岡山県西粟倉村へ。95%が林野というこの地で、「百年の森林構想」のスタートに携わった。森林のよさを見直し、活用して、地域発で経済を回していこうというプロジェクト。その結果、人口約1500人のちいさな村から、6年で15社が起業しているというから驚きだ。

井筒さん自身、間伐材を薪としてエネルギーにする事業を行っている。薪を燃やしたときに出た灰を肥料にしようと近所の農家の人がもらいに来る。そして、お礼にもってきてくれた野菜を、経営する温泉で料理にだすという。森林が生み出す恵みが人々の生活のなかで循環していく仕組みはまるで湧き水のようだ。

「僕はオリンピックではメダルなんか絶対とれない。でも、ローカル企業なら県大会で勝てばいい」
その土地に誇りをもつこと、その土地にいなくてはならない人になること。それは自分の生き方に誇りをもつことでもあるだろう。改めて「土地」がもつエネルギーを感じる。地方創生の新たな風が今、そこかしこで吹いている。


第2回鹿角市新エネルギー講座
「森と山とエネルギー」
講演会「ローカルで今やるべきこと かけ算(×)が生む新しいチャレンジ」
講師:岡山県西粟倉村から村落エナジー株式会社の井筒耕平 氏
主催:鹿角市
実施団体:鹿角のエネルギーを考える会
共催:NPO法人かづのふるさと学舎
後援:秋田県