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ぬか漬け始めました

連日の雨のおかげか家庭菜園の夏野菜が色づき始めた。ナスに綺麗な花が咲き、小さくてかわいいオクラの実がなる。今年もたくさんとれますようにという願いも込めて、母に教わりながらぬか床を始めてみた。
まず、市販のぬかに、唐辛子、干し椎茸、塩水をいれてよく混ぜる。そして、野菜のはしっこを捨て漬け。余った野菜でいいとのことで、うちでは白菜とキャベツの外葉や大根の葉にした。3〜4日に一度野菜を取り替えて2回捨て漬けをするので、ぬか床をはじめて大体1週間。わくわくしながら本漬けに入る。にんじん、大根、白菜を塩もみしてぬかに埋める。このころには匂いもだいぶ変わってきていて、ぬか独特の香ばしい香りがぷんとした。これが結構強烈なんだけれど、おばあちゃんの家のようなどこか安心する匂いだった。翌日、野菜を取り出してみたら、ふわふわとやわらかい。びっくりした。一口食べるとしっかりと塩の味とぬかの味が染み込んでいる。冷蔵庫で冷やすとさらにおいしい。

おいしいぬか漬けの秘訣は、母によると「朝晩我が子と思ってかき混ぜること」らしい。ぬか床の上と下をひっくり返して空気に触れる場所を変えることでぬか床が育ち、これからもっともっと美味しくなるんだそう。今年の夏野菜の収穫を楽しみにせっせと朝晩かき混ぜているうちに、ハンドクリームいらずになっていたこともちょっと嬉しいぬか床づくりだった。

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